深山工房つち団子 ・ かまぐれ日記

2011/04/03

ホームページの引越し

こちらになります

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よろしくお願い致します。

2011/03/13

津波

昨年夏と、この冬1月に八戸のギャラリーから南三陸町まで、国道45号を300km南下して帰ってきました。
大雪の日本海側を避けるためでした。

全く雪の無い春のような道路を羨ましく感じながら、車を止めて美しく光る海に心を奪われました。
その景色がおととい3月11日、津波の被害にあいました。

テレビの映像で、激しい水のうねりの中に、あの時見た町並みがあります。

青森のモンサンミッシェルだと感じた美しい蕪島は、
赤い鳥居が傾き、
みやげ屋とトイレの建物が波に流されていきました。

大船渡湾にある、日本海セメントのタンカーが津波の引き波で回っております。

陸前高田はヒドイ壊滅状態で、1万人が行方不明だという。

全国で一番に海に近い場所に建つという事が自慢だった気仙中学校。
うっすら雪のあるグランドで練習していた野球部を、この日記で紹介したのですが、
今は、三階建て校舎の上部が無くなっているように見えました。


国道45号は、海沿いに延々クネクネとアップダウンする道路です。
「ここから津波想定区域」という標識が道路脇に度々現われます。

宿泊した健康ランドがある宮古市の田老町は、過去何度も津波の被害を受け、津波の町と呼ばれておりました。

健康ランドの4階からの眺めは、朝日に輝く波の無い穏やかな海と、眼下に伸びるやたらと幅のある巨大な黒い防波堤の町の印象です。

山壁には、過去の津波が10mと15mの高さに白線で記されております。

高さ10mの防潮堤を見上げ目の当たりにして、
自分は驚愕し大変な脅威を感じました。
もし、地震がきたら一目散に逃げる事でしょう。

しかし、この地は、
また、甚大な被害を受けてしまいました。
二重に張り巡らされた防潮堤を、津波は越えてしまったのです。

近年の津波警報で、実際に避難する住民が少なかったという事実には、慣れや油断があったのではないでしょうか。

警報が出るたび地元の消防団はポンプ庫に詰めなければならず、それが空振りに終わっているのが常であったようです。
何十センチ程の津波で懸念されるのは、一番が養殖のワカメへの影響だったようでした。

千年に一度の想定外の規模だったとはいえ、もう少しの備え・・・それが本当に悔やまれます。

これからまた、いつか想定外の津波はやって来る筈です。
また、あの地での復興を目指すのでしょか・・・・?


私が見たあの町並みは、もしかすると最後の光景なのかもしれません。

毎年、夏休みに気仙沼の小学生達が深山へ来ております。
昨年、そば打ち体験を楽しんだあの子達が無事であります事を。

八戸のギャラリーオーナーと、やきもの屋の仲間には
また、明日にも連絡してみようと思います。

他人事に思えないこの震災で、
いったい自分には何が出来るのでしょうか・・・・。

2011/02/23

かた雪渡り

今頃になると、
寝雪が昼の陽気で表面だけが溶けて、
夜間に冷えて固まり、
そのため、早朝に雪の上を自由に歩けるんです。
雪原を自由自在に、スノーシューなんていりません。

邪魔する物は、まだ雪の下、田んぼでも畑でも
どこまでも直線で行けるんです。
今だけの楽しみです。

あす朝にでも息子と
最上川まで歩いてみようと思います。

2011/02/14

芸工大の卒展

あゆーむ
研修の一環だったのですが、

小四の息子と
友達のJ太君に見せれば
感性の刺激になるだろうと思い
連れて行きました。

息子達は、絵画を見るにも
長時間だと飽きてグダグダしだすのが
目に見えております。
どうにか騙し騙しで、見させようと苦心いたしました。

それでも、
精密に描かれた龍、ドラゴンの絵の前に立ち、何処に行っても自分を睨みつけてる様だとか、

プロダクトデザインでは、

@足を挟むと気持ちの良い椅子。
A粉雪に座った様に感じるクッション。
B太さに変化をつけ、触って気持ちの良い「手すり」。
C丸みを帯びた不安定な棚。
等が気に入ったようです。

直接に触ったりして、そこから感じられるもの、
触覚で判別できる製品は新しく思えたし、
子供達にも、それは判るようです。

ゲームデザインの所で、
蛍光色が美しく不思議なホッケーに興じ、
その後、学食で昼食。

そして

卒展の中でも、特殊な雰囲気を醸している一室がありました。

「人形と踊る」というコンテンポラリー・ダンスで
ずっと不可解な動きをするものです。

暗幕で覆われた部屋には人形がぶら下がっており
演者は一人、洋服箪笥からホラーの貞子のように出てまいります。
途中退出は出来そうにありません。

私でも「まだ終わらない?きつい」
30分間が、とてつもなく長く感じられます。

いったい子供達は、どうなっているんだろうか?

ところが驚きました。
不平を言いながらも、それなりに見続けるのです。
「汗が光ってキモくて、何が言いたいのかわからないけど、あのカクカクした動きは凄い」との感想。

まぁ、それで良いのでしょうね。

途中からは、マックに行きたいと言い出し
芸工大を後にしたのでありました。




2011/02/07

小康状態

やっと小康状態となった雪。

屋根に残った雪は、
ハンパなくバンバンに締まって、
大変な重さであります。

これでは、
工房の倒壊もありうる状況です。


連日の雪片付けで、
疲労が腰に蓄積。
いっぱいいっぱいです。

いっぷく入れながら
頑張ってます。

でも
何となく春の気配を感じてます。

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